【欧州・海外サッカーニュース】現在トルコのアンタルヤスポルに所属する元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキがインタビューに応じ、自身のキャリアについて語った。
元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキには、後悔している移籍があるようだ。ドイツサッカー連盟の公式ウェブサイト(『DFB.de』)で自身のキャリアを振り返った際に明かしている。
現在35歳のポドルスキは今年1月にヴィッセル神戸を離れ、2021年6月までの契約でトルコのアンタルヤスポルに加入。2003年にケルンのトップチーム昇格を果たしたアタッカーは、Jリーグに挑戦する前にはバイエルン・ミュンヘンやアーセナル、インテルやガラタサライでもプレーしてきた。
そんなポドルスキだが、どうやらとある移籍は後悔しているようだ。『DFB.de』のインタビューで自身のキャリアを振り返る際、2015年1月から半年間レンタルで在籍したインテル時代について言及し、次のように語った。
「当時のインテルの時のように、レンタルで送り出されるようなことにはもう同意しないだろう。それだけ除けば、また同じようにしなかったことは何ひとつないね。フットボーラーとして経験してきたことにはとても満足しているよ。代表チームとは世界中旅行できたし、国外で在籍したクラブではエキサイティングな国々を知ることができたからね」
「家族として様々な国にうまく適応して、世界の色んな場所で居心地よく過ごせるようになるというのも貴重な経験だと思う。どの国でもネガティブなところも、ポジティブなところもあるけど、僕はポジティブなところを重視することで、常にうまく過ごせたと思うんだ」
故郷クラブであるケルンに次いで好きになったクラブについて問われたポドルスキは「難しい質問だね」と返答。「家族としての旅がエキサイティングで美しいと思っているんだ。キャリアをひとつのクラブ、一か所で過ごす選手もいるが、そういうのが合うのならそれにはまったく問題がない」と指摘しつつ、このように続けている。
「自分に関して言えるのは、このようにたくさんの経験ができたことに満足しているというところかな。それは僕にとって、移籍していなければ獲得できたかもしれないタイトルの一つや二つよりか遥かに大きな意味を持つんだ」
一方、2014年のワールドカップ優勝に関しては「W杯に引き換えられるものはほとんどないね。世界王者になったという経験で、余裕と満足感を得られた。このタイトルこそ何よりもその遥か上に位置するものだからね」と語り、サッカー界の頂点に達したという経験を味わったことも、「タイトルより経験」を優先する考えにつながったとも認めていた。
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