【国内・日本代表サッカー ニュース】日本代表(SAMURAI BLUE)はオランダに遠征し、9日にカメルーン代表、13日にコートジボワール代表と国際親善試合を戦う。
■国際経験を積んでいかないと
日本代表のキャプテン吉田麻也。クラブでは2012年から過ごしたイングランド・サウサンプトンからこの1月末にセリエAのサンプドリアに移籍し、イタリアで経験を重ねている。また、代表招集は2019年11月14日のカタール・ワールドカップアジア2次予選・キルギス戦以来となる。
新型コロナの感染拡大により、代表活動は今年初。延期されていたW杯アジア予選は来年3月に予定されているが、「予選を戦うにはチームとしてももっとタフにならなくてはいけないし、もっと国際経験を積んでいかなくてはいけない」と断言し、この2試合のアフリカ勢との戦いを「メンバーを見ても強豪。活動が限られてれている中でチャンスをもらえたことはプラスになる」と述べた。
吉田の海外でのプレーは、オランダから始まり、イングランド、そしてイタリアと3カ国目となった。プレミアリーグとセリエAとの違いも今、如実に感じている。
「運動量、インテンシティーはイギリスのほうが圧倒的にあるかなと思いましたが、ゴール前でのクオリティーが違う。僕はDFなので対峙するのはFWですが、イブラヒモビッチ、クリスティアーノ・ロナウド、ジエゴだったり、ウチにいるクアリャレッラだったり、そういうベテランの選手たちは試合で動かないが、ワンチャンスをモノにできる集中力、決定力を持っている。そこで結果を出せばイタリアでは認められる。だから、僕はDFとしてはイギリスのときほど前に前にインターセプトとかを狙うよりは、ボックスの中に入ってきたところをしっかりブロックすることが求められている」
また、今回の代表は全員欧州組だ。
「多くの選手がベルギーやオランダでプレーしている。自分が20代前半だったときのことを思い起こすし、彼らが今何を経験しているのか理解できる。僕自身は、3カ国目で吸収しているところ。自分でもそういう時は伸びるなと思う。若い選手たちもそう」と若手に期待を懸けると同時に、「僕が何かを伝えるというよりは、プレーと結果で示していく」と決意を込める。貴重な活動となるアフリカ勢とのこの2試合。吉田はキャプテンとしてこう結んだ。
「前回からかなり時間が空いている。1日1回のトレーニングをピッチ内外の合宿を濃いものにしていかなくてはいけない。今回の活動は個人としてもチームとしても大切になる。1秒1秒をチームの底上げに費やしていきたい」
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