【阪神】励みにし合う存在も再会叶わず…熊谷敬宥を奮い立たせた親友上林誠知の声 – プロ野球番記者コラム – 野球コラム : 日刊スポーツ

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ソフトバンク対阪神 試合前、ソフトバンク上林(右)と話す阪神熊谷(2022年3月15日撮影)

ソフトバンク対阪神 試合前、ソフトバンク上林(右)と話す阪神熊谷(2022年3月15日撮影)


<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム>


交流戦での再会はかなわなかった。阪神でもチーム屈指のイケメン熊谷敬宥(たかひろ)内野手(26)は、表情を曇らせながら「連絡はしていません。一番悔しいのは本人。高校の時から(どんな性格か)分かっている。そういう(見舞いの)連絡はうれしいとは思うんですが、落ち込んでいると思うので、今はそっとしておこうかなと」と、話した。仙台育英時代の同級生で親友のソフトバンク上林誠知外野手(26)が右アキレス腱(けん)を断裂。20日に佐賀県内の病院で手術を受け、現在入院中だ。

上林は今季、4年ぶりに好調だった。33試合に出場し打率3割1厘、1本塁打、12打点。再びレギュラーも見えていた中、18日西武戦(沖縄セルラー那覇)前のシートノックで負傷。競技復帰までは6カ月かかり、今季絶望となった。熊谷は「僕もずっと見ていた。調子いい時に…」と、親友の復調を大きな励みにしていただけにショックは大きい。

「高校のころは打撃のことをすごく聞いたりしていました」。ドラフト候補だった上林の打撃はお手本だった。「大学時代は特にあいつがいたから僕もプロを目指そうとずっと思っていた」。立大時代、プロで主力として活躍する上林の声を電話で聞くだけで、同じ舞台に立ちたい思いを強くした。

17年ドラフト3位で阪神入り。5年目の今季は開幕から守備固めや代走でベンチに欠かせない存在となっている。オフに広島菊池涼介内野手(32)に弟子入りし、粘り強い打撃を学んだこともあり、ここまで自己最多のスタメン6試合、33打席に立つなど出番を増やしている。

3月のオープン戦では練習中に健闘を誓い合う2人を見た。上林は「タカヒロはスタメンで出られる力があると僕は思っていますよ。プロでも遊撃手を続けている身体能力があれば、どのポジションだってできる」と、熊谷の野球センスや対応能力の高さをちょっぴりうらやましそうに話していた。熊谷のスタメン出場が続けば「本当に頑張ってほしい」と活躍を願う。上林もまた、熊谷の活躍をチェックし、励みにしている。

熊谷は「(上林のケガは)僕も悔しいし、残念。僕も頑張らないといけない」と、自分が頑張る姿を見せ続けることが、一番の薬になると理解している。阪神にはもう1人、仙台育英の同級生、馬場皐輔(こうすけ)投手(27)もいる。記者が阪神担当になり上林から「タカヒロと皐輔をよろしくお願いします」と言われたことを思い出した。しっかり2人が活躍する姿を取材したい。そして、3人が1軍で生き生きとプレーする姿を見ることを楽しみにしている。【阪神担当 石橋隆雄】











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