【欧州・海外サッカー ニュース】、イングランド・プレミアリーグは第30節が行われ、マンチェスター・ユナイテッドはブライトン&ホーヴ・アルビオンに2-1と逆転勝ちを収めた。
現地時間4日、イングランド・プレミアリーグは第30節が行われ、マンチェスター・ユナイテッドはホームのオールド・トラフォードにブライトン&ホーヴ・アルビオンを迎えた。
消化試合が1つ少ないとはいえ、首位マンチェスター・シティと「14」もの勝ち点差が開いている2位ユナイテッド。直接対決のダービーでようやく黒星を与えたものの、シティは再び連勝街道を築いており、奇跡の逆転優勝には残り試合を全勝するしか道はない。
代表選で負傷したマルシャルを除き、ほぼベストメンバーで臨んだユナイテッド。8分にはセットプレーのこぼれ球を拾ったグリーンウッドのボレーが右のポストを叩くなど立ち上がりから攻勢に試合を進めるが、先制したのはアウェーのブライトンだった。
13分、中盤でボールを奪い返し、ペナルティーエリア右でボールを受けたモペイのクロスを、ゴール前で合わせたのは古巣対戦となるウェルベック。リンデルフとマグワイアの間にドンピシャで合わせたヘディングは一度GKヘンダーソンが防いだものの、自ら押し込んでブライトンが先制する。
先制したブライトンは、自陣に強固な守備ブロックを形成。攻守の切り替えも速く、奪った後も単純にクリアするのではなくしっかりと繋いでくるため、ユナイテッドは思うように主導権を握ることができない。
ブルーノ・フェルナンデス、ポグバがなかなかゴールに近い位置でプレーをすることができず、ラッシュフォードとカバーニもわずかに呼吸が合わない。決定機を生み出せないユナイテッドは1点ビハインドのまま試合を折り返した。
後半もユナイテッドがボールを保持するものの、ブライトンのタイトでインテンシティの高い守備ブロックに手を焼き、ゴールが遠い展開が続く。
しかし堅固なブライトンの守備ブロックも、攻守が切り替わる瞬間は隙が生まれる。62分、高い位置でこぼれ球を拾ったB・フェルナンデスがエリア内左にラストパス。走り込んだラッシュフォードがゴール右隅へと流し込み、ユナイテッドが同点に追いつく。
追いついたユナイテッドは逆転に向けて前掛かりになって猛攻を仕掛ける。しかし70分にブライトンが決定機を作り出す。カウンターからモペイのラストパスにウェルベックが反応するも、エリア内左でマグワイアの寄せもありボールに触ることはできず、ボールはゴール右へとわずかに外れる。この場面でマグワイアのファールがあったのではないかとVARのチェックが入ったが、判定はそのままゴールキックとなった。
肝を冷やしたユナイテッドは72分、ラッシュフォードに代わってジェームズを投入。すると76分、B・フェルナンデスの無回転シュートをGKロベルト・サンチェスがたまらずはじき、こぼれ球をサンチェスより先にジェームズが触って最後はグリーンウッドが押し込む。しかし、難しい体勢からのシュートはゴール上へと外れる。
82分にカバーニを下げてファン・デ・ベークを投入したユナイテッドは直後の83分、B・フェルナンデスの左クロスを、ファーサイドでフリーのポグバがボレーで捉える。これは上手くミートしなかったが、バウンドしたボールをゴール前のグリーンウッドが頭で押し込み、ユナイテッドが逆転に成功する。
逆転したユナイテッドは直後にポグバを下げてマクトミネイを投入し、明確に逃げ切りを図る。ブライトンもアディショナルタイムの4分間を含めて猛攻を仕掛けるが、逃げ切ったユナイテッドがリーグ戦10試合負けなしの3連勝を飾った。
■試合結果
マンチェスター・U 2-1 ブライトン
■得点者
マンチェスター・U:ラッシュフォード(62分)、グリーンウッド(83分)
ブライトン:ウェルベック(13分)
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