【欧州・海外サッカーニュース】マンチェスター・ユナイテッド(プレミアリーグ)で苦しむドニー・ファン・デ・ベークに関して番記者が見解。
マンチェスター・ユナイテッドのオランダ代表MFドニー・ファン・デ・ベークは、なかなか真価を発揮できずにいる。
マンチェスター・Uは、9日に行われたFAカップ5回戦でウェスト・ハムと対戦。現チームの絶対的存在であるブルーノ・フェルナンデスをベンチスタートとしたチームは、ファン・デ・ベークを代役として4-2-3-1のトップ下で起用した。しかし、なかなか攻撃のテンポを上げられずにいると、オーレ・グンナー・スールシャール監督は0-0で迎えた73分にファン・デ・ベークに代えてブルーノ・フェルナンデスを投入。これで機能性を取り戻すと、延長戦の末にスコット・マクトミネイの決勝弾で次ラウンド進出を決めた。
昨夏にアヤックスから大きな期待と共にマンチェスター・U入りしたファン・デ・ベークだが、ここまで公式戦25試合に出場して1ゴール1アシストと輝きを放つことができていない。『Goal』マンチェスター・U番記者のシャーロット・ダンカーはこの日のファン・デ・ベークについて、「交代ボードに34番が点灯したのは全く驚きではなかった。『フラストレーション』という言葉はファン・デ・ベークのマンチェスター・Uでの時間を要約するものだ。だが、クラブにとっても出場機会を最大限に活かしてくれない彼にフラストレーションを感じる権利がある」と厳しい意見を述べつつ、プレースタイルが周囲の選手にマッチしていない点にも言及した。
「この試合ではマーカス・ラッシュフォードとアントニー・マルシャル、メイソン・グリーンウッドというスピードがあって流動的に動く3選手の後方でクリエイティブな役割を求められた。司令塔というよりもボックス・トゥ・ボックスのタイプである彼には厳しいものだった」
「彼は創造性をもたらすサポートをチームメートに求めたが、後方の選手は(守備が特徴の)ネマニャ・マティッチとフレッジだった。彼は懸命に努力したが、時間が経つにつれて自信を失っているようだった」
「彼は頻繁にチームメートに対してボールを受けてほしいスペースを指さして、自身もフリーランしていた。だが、彼にボールが渡ることはなかった」
「交代するまでに彼が放ったシュートは1本で、45のタッチ数。成功したパスは27本だった。フェルナンデスは47分しかピッチに立っていないのに、彼より多い31本のパスを成功させた」
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