コロナのせいと言わずニュースターを/セルジオ越後 – セルジオ越後「ちゃんとサッカーしなさい」 – サッカーコラム : 日刊スポーツ

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柏時代のオルンガ(2020年12月16日撮影)

柏時代のオルンガ(2020年12月16日撮影)



柏レイソルFWオルンガ(26)の中東クラブへの移籍をどう思うか。昨季は得点王とMVPの申し分ない活躍をした。今回の移籍で注目すべきは、エージェント(仲介人)の売り込みで実現したわけではないということ。カタール1部アルドハイルのアンテナに引っかかり、巨額の金銭を積まれて移籍が成立した。

昨季は、新型コロナウイルスに惑わされ、まともなシーズンが送れなかった。Jリーグは日程などを含め政府方針で右往左往したし、導入予定だったVARは見送った。クラブはスポンサー離れやグッズ販売、入場料収入も減り、売り上げが激減した。積極的に選手を補強できず、ACLも勝てなかった。

選手はどうか? 交代枠が5人となり、たくさんの若手選手が出番を得たが、抜け出た選手は多くない。中3日の厳しい日程の影響か、降格のないルールの問題なのか、必死さも伝わりにくかった。Jリーグもクラブも選手も、いろんな失敗を「コロナのせい」にしてきたように見受けられたが、それは違うのではないかな。

厳しいかもしれないが、コロナ禍は言い訳にはならない。今回のオルンガの移籍が証明している。これまで多くの日本人選手はエージェントの売り込み、場合によってはお土産(スポンサー)付きでやっと海外移籍が決まってきた。オルンガはコロナ禍の中で、しっかり結果を残し、プロの選手として評価された。日本人選手も見習うべきだし、できないとは思わない。「コロナのせい」と、簡単に言ってほしくない。

苦しいのは、日本だけではない。どの国もコロナと向き合いながらも、ニューヒーローが生まれている。昨季のJリーグでは少なかったとはいえ何人かの新人、若手が前へ歩を進めた。代表的なのが川崎フロンターレのFW三笘。今季もコロナの影響で、新外国人選手の獲得などはあまり進んでいないが、4チームが降格するシーズンになるので、昨季よりは緊張感は増すだろう。今季こそ、チャンスをものにする若手が多く出てきてほしい。選手のステップアップこそ、リーグ全体の活性化につながるのだから。(日刊スポーツ評論家)



20年11月25日、金のバスタブに入る川崎F三笘

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