ロッテ内、恩人になんとかお礼を/さよならプロ野球 – 野球の国から – 野球コラム : 日刊スポーツ

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<さよならプロ野球(10):ロッテ編 内竜也投手>


ロッテ内竜也投手(35)は17年間で、FA権やタイトルと無縁だった。足首4、肘3、肩1、盲腸1。計9度の手術。それでも10年のポストシーズンでは快投を続け、日本一の立役者に。「故障がなければ日本代表級」とも評された。快速球と鋭いスライダーのリリーフとして、確かな足跡を残した。

03年11月、ロッテ飯塚スカウト(左)のあいさつを受ける川崎工・内竜也
03年11月、ロッテ飯塚スカウト(左)のあいさつを受ける川崎工・内竜也

ずっとロッテ、ずっと背番号21。最も色濃い記憶は修羅場での快投でも手術でもない。「ドラフトで指名されたことですよ」。17年間よりも、17年前に深く思いをはせた。「思い出だらけです。でも結局、この世界に入れなかったら、その後の思い出は1つもできなかったんですから」。

ロッテ内の年度別成績
ロッテ内の年度別成績

横浜でも東海大相模でもなく、公立の川崎工(現川崎工科)で激戦神奈川の高校野球に励んだ。140キロを超える大型投手がいる-。うわさになり始めたのは高2の秋。「ぼくの場合は公立高校じゃないですか。野球がすごく強いわけでもない。そんな高校にスカウトさんが来ること自体が、奇跡でした」。

飯塚佳寛スカウト(当時58)が素質にほれ込み、03年ドラフトでの1巡目指名が決まった。「高校時代はそんなこと分からなかったですけど、今なら分かります」と切り出した。「鳥谷さん、糸井さん、馬原さんがいるドラフトで、無名の公立校の高校生を1位にするって、本当にすごい決断。飯塚さん、進退かけていたと思うんです」。

7日、合同トライアウトで力投するロッテ内
7日、合同トライアウトで力投するロッテ内

長い月日で連絡先が分からなくなり、恩人への糸を探している。「優しくて親切で。本当に飯塚さんとの出会いは大事でした。飯塚さんがいなければ今の僕はない。一番御礼を伝えたい人。なんとかお会いしたいです」。アクティブに次の道を探しながら、温かな笑顔がずっと脳裏にある。【金子真仁】

20年ロッテ退団選手
20年ロッテ退団選手











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