【欧州・海外サッカー ニュース】ヘタフェ(ラ・リーガ)加入後、練習もなくエルチェ戦に出場した久保建英。いきなりの出場だったが、スペインメディアでは高く評価されている。
ヘタフェで鮮烈なデビューを飾った日本代表MF久保建英について、『ムンド・デポルティーボ』が高く評価している。
1月の移籍市場でビジャレアルを退団し、ヘタフェ移籍を選択した久保。8日にヘタフェ加入が正式決定したが、スペインを襲った記録的な大雪の影響により、新チームで一度も練習に取り組まないまま11日のエルチェ戦に出場となった。
それでも19歳MFは64分から出場すると、勝ち越し弾につながる強烈なミドルシュートやPKを誘発するクロスを送るなど、2点に絡む大活躍。3-1の勝利に貢献した。ホセ・ボルダラス監督も「見事だったよ」と絶賛している。またスペイン紙『as』は「クボがヘタフェを進化させる」と称賛していた。
そして『ムンド・デポルティーボ』も「クボ、ヘタフェで有望なデビュー」と題し、久保のパフォーマンスを評価している。
「背番号5を背負ったタケフサ・クボは、月曜日の試合で後半からマヌエル・マルティネスに飛び込んだ。この日本人は、ヘタフェに新たな空気をもたらした。2点目に絡み、到着してわずか4日後に新しいチームメイトともに勝利を祝った」
「優位性を与えたそのゴールにより、ヘタフェのプレッシャーは取り除かれた。クボは枠内シュートをゴールに結び付けることはできなかったが、何度も攻撃アクションに参加している」
「レアル・マドリーからのレンタル選手は、最初の試合でボルダラスを驚愕させるチャンスを活かそうとした。ボールを要求し、大胆なプレーを見せようとした。だが、ゴールを奪うには閃きのスピードが欠けていた」
ラ・リーガ直近3試合勝利なし(1分け2敗)と苦しんでいたヘタフェだったが、4試合ぶりの勝利で13位まで浮上。同紙は「もっともそれを必要としていた瞬間に、最高の結果を得た」とし、同時期に加入したカルレス・アレニャーと共に「アレニャーとタケ・クボが主人公であり、チームが必要としていた新鮮な空気を与えた」と、流れを変える存在だったと指摘している。
「彼らは数日前に合流したにもかかわらず、新たなチームメイトと融合し、3つのゴールを祝った。チームに心の平和を与える重要な3ポイントを得る価値があった」
「バルセロナとビジャレアルでほぼ時間がなかったが、アレニャーとクボはボルダラスのチームで主人公になろうとしている。そして指揮官も、多くの希望を抱いている」
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