【国内サッカー ニュース】2020シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)には、JリーグからFC東京、横浜F・マリノス、ヴィッセル神戸の3クラブが参加している。
Jリーグは4日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)に参戦しているFC東京、横浜F・マリノス、ヴィッセル神戸に「アスリート用東京オリパラ準備トラック(通称:アスリートトラック)」を適用することを発表した。
東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて、特に日本人選手については公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)強化指定選手及びその関係者を対象とし、「海外からの帰国後14日間の待機期間中の強化活動(練習や大会参加等)」を可能とする「アスリートトラック」。今回、その措置がJリーグクラブにも適用されることが決定された。
今シーズのACLは新型コロナウイルスの影響によって過密日程を強いられ、カタールで集中開催中。Jリーグのレギュラーシーズン開催中に大会が行われているため、参加クラブの帰国後の隔離期間の設定について議論が進められていた。
そして、Jリーグは日本サッカー協会(JFA)と連携し、JOCを通じて内閣官房東京オリンピック・パラリンピック推進本部事務局およびスポーツ庁に対してFC東京、横浜FM、神戸の「アスリートトラック」適用を要請。JOC強化指定選手に加え、該当選手が所属するチームメートにも適用対象となることがろ愉快された。
これにより当該3チームは、JFAとJリーグが定める「アスリートトラック適用ガイドライン」に則り、健康管理・行動管理などの追加的防疫措置を講じたうえで、日本への帰国後14日間も練習や試合への参加が可能となる。
期間中、具体的には「練習参加について、練習場と宿泊場所(自宅等)の往復のみに限定し、食事についてもこれらの場所にて実施」、「試合出場について、自宅からクラブハウス(又は集合場所)までは自車にて移動し、クラブハウス(又は集合場所)から試合会場までは自クラブが手配したバスで移動」することなどが明記。
検査体制についても、関係者全員が帰国時に空港で抗原定量検査、14日間に最大3回はJリーグによる定期的なPCR検査を受け、いずれも陰性結果を得られた者のみがチーム活動に参加することとなる。
今回の決定に際し、Jリーグの村井満チェアマンは「政府やスポーツ庁をはじめ、多くの関係者の方々のご尽力に深く御礼申し上げます」とお礼のコメント。さらに、以下のように選手やクラブの努力を強調した。
「また本措置の適用は、カタールへの出国前から大会期間中、そして帰国後の厳格な行動・健康管理など、専用のガイドライン遵守を約束してくれた選手やクラブの努力により成り立っています。当然、3クラブともがACLを少しでも勝ち進むことを願っておりますが、帰国しリーグ戦を迎える場合でも、選手は練習や試合に参加することが可能です。継続してガイドラインに則り、Jリーグ全体で感染拡大防止に最大限努めます」
そして、様々な困難に見舞われた今シーズンのJリーグだが、「リーグ終盤戦、ルヴァンカップ決勝、そして東京オリンピック・パラリンピックを見据え、クラブの活動が充実し、ファン・サポーターの皆さまに楽しんでいただければ幸いです」とサポーターにメッセージを送っている。
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