ソフトバンクとロッテに感じたパの強さ/宮本慎也 – 評論家コラム – 野球コラム : 日刊スポーツ

0
株式
2
ビュー













関連記事



ソフトバンク対ロッテ 1回裏の攻撃前、ノートを手にロッテ先発小島の投球を見つめるソフトバンク松田(撮影・垰建太)

ソフトバンク対ロッテ 1回裏の攻撃前、ノートを手にロッテ先発小島の投球を見つめるソフトバンク松田(撮影・垰建太)


<練習試合:ソフトバンク2-3ロッテ>◇24日◇アイビースタジアム


日本シリーズ5連覇を目指すソフトバンクとロッテの練習試合を見させてもらったが、チャンピオンチームの強さだけでなく、パ・リーグへの“脅威”を改めて感じた。両チームとも“隙”のないキャンプを送っている印象を受けた。

まず最初にハッとさせられたのは、ソフトバンクの二遊間の動きだった。初回に走者が出ると、捕手の返球に合わせるように二遊間が投手の後ろへサッとカバリングに入った。当たり前のプレーだが、その動きに隙がない。本来なら左打者の時はショートが大きく動き、セカンドはショートの後ろあたりをカバーすればいいが、どちらも素早く、大きく動いていた。まるで絶対に負けられない大一番の試合のようで、思わず目を奪われてしまった。

当たり前の動きを、当たり前のようにできるチームは強い。特に今キャンプはどのチームも無観客で行われ、どうしても緊張感に欠けてしまう雰囲気がある。その中で緊張感を保つのは至難の業だと思っていたが、ソフトバンクは違う。この環境で本番さながらのプレーができれば、どんな試合でもできる。このような細かなプレーをしっかりやれる選手を獲得しているのか、そういう教育をしているのかは分からないが、連覇を続けるチームのすごさを痛感させられた。

そうやって試合を見ていると、ロッテも侮れない。試合前に松中臨時打撃コーチから「楽しみな選手がいるから見てください」と3年目の山口を注目していた。パワフルな打撃が売りで、試合でもいいヒットを放っていた。そんな山口が塁に出ると、バッテリーや内野手にプレッシャーをかけるため、1球1球に偽装スタートをしていた。別に足が売りの選手ではないのに一生懸命にやっているのは、チームに貢献する基本プレーの徹底教育されているのだろう。

試合前のウオーミングアップでは、ソフトバンク松田が先頭に立って大声を出していた。本来ならベテランは一番後ろの列でやるものだが、高校野球のキャプテンさながらに若手を引っ張っている。ソフトバンクの強さは、補強だけに頼っているわけではない。そして強いソフトバンクを倒すため、ライバルチームもしのぎを削っている。パ・リーグの強さを改めて感じた。(日刊スポーツ評論家)











クレジットソースリンク

最も人気