偉業の鈴木誠也「ポッキーカラー」に変えて不調打破 – プロ野球番記者コラム – 野球コラム : 日刊スポーツ

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広島鈴木誠也(2020年9月30日撮影)

広島鈴木誠也(2020年9月30日撮影)


<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム>


何事にも「きっかけ」をつかむことは大切なことだ。どんなスター選手でも、シーズン中の好不調の波は必ずと言っていいほど訪れる。広島鈴木誠也外野手(26)も、5年連続打率3割と25本塁打というプロ野球史上4人目の偉業を成し遂げたが、シーズン中に試行錯誤していた。

鈴木誠は昨季9月に打率が2割台に下がり、本来の力を発揮できずにいた。苦戦が続く中、1つの「きっかけ」をつかんだ。9月25日DeNA戦から、バットを白木から、グリップ以外の部分を黒色で塗装した「ポッキーカラー」に変えた。その当日にいきなり3安打をマーク。7月19日以来、実に56試合ぶりの猛打賞だった。

首位打者に輝いた19年にもポッキーカラーを使用していた。昨季使用したバットは19年のバットから先端のくりぬかれた部分を数ミリ深くした程度で、長さ85・1センチ、重さ900グラムと型は同じ。20年前半戦で使用した白木とポッキーカラーは同型で、違いは塗装の有無だけだった。鈴木誠は「(感触は)そんなに変わらないです。気分で変えました」と多くを語らなかったが、3安打を打った翌日の26日には「ちょっと多めに作っておいてください」とアシックス社の担当者に追加発注の連絡をしたという。

シーズン中の不調打破への「きっかけ」をつかみ、主砲は息を吹き返した。9月26日DeNA戦で154打席ぶりの適時打を記録。同30日巨人戦では試合を決める13試合ぶりの1発を放ち、本拠地で20年初のお立ち台に上がった。最終的に打率3割で20年シーズンを終えた。

ただの臆測ではあるが、もしも白木のバットを使い続けていたら、打率3割には到達していなかったのかもしれない。復調への足がかりを模索し続けた結果、バットを変えたことが、鈴木誠にとって1つの契機となった。21年もそれぞれの選手の「きっかけ」に注目して、取材を進めていきたい。【広島担当=古財稜明】











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