2013年10月 5日 (土)開催 | 基盤教育研究分科会

教育効果測定のための「自由記述式アンケート設計基礎」

                      レポート:人材育成マネジメント研究会 副理事長 堤宇一

DSCF1847.JPGこんにちは、堤宇一@人材育成マネジメント研究会です。堤担当の定番セミナー「自由記述式アンケートの設計基礎」の活動をレポートさせていただきます。
最近の気温の変化のせいで体調を崩され、直前キャンセル者が数名発生し、参加人数は9名様でした。私も微
熱を出し、1日お休みしました。皆さんくれぐれも体調管理にお気をつけください。
ただ9名でもHRDMらしく、教育ベンダー、民間企業、官公庁、大学とさまざまな組織から、ご参加いただ
きました。

 

■「現在の方法に自信を持てない」が参加者の共通的悩み
毎回、セミナースタート時に自己紹介を兼ね、参加目的や期待をグループ内で披露いただきます。共通する悩
みは「現在、アンケートを用いて参加者の声を収集しているが、このアンケートで正しい調査になっているのか」といった、自組織で使用されているアンケートや実施方法に対する不安が共通的な悩みとして挙げられていました。人材育成にかかわりを持って以来、一度も調査方法やアンケートの設計方法を学ばないまま、見よう見真似で業務を遂行しているのですから、そう感じるは尤もな話だと思います。

■調査結果をばらつかせる主要要因を理解する
本セミナーが狙っていることは、個々人が一生懸命にデータを読みこんでも、解釈にバラツキが生じてしまう
。個人のスキル以外にも不具合原因があり、どんな事がバラツキを生じさせるのか主な原因をキチンと理解していただく事です。原因を知らなければ適切な対応策が打てないからです。

そしてもう1点が、調査計画をたて、測定項目を定義し、正しい情報源から情報を収集するという手順を踏んで進めることの重要性です。調査活動を計画通りに進めることは、面倒に感じるかも知れません。しかし、それがバラツキの発生原因を排除したり、信頼性の高い調査結果を導きだしたりする重要な手続きであることをしっかりと理解していただきます

       DSCF1849.JPG      DSCF1869.JPG

■測定項目を定義することが調査の要である
調査目的を明確にし、どの領域からデータを収集すればよいのかを決めることが調査計画段階での要諦になり
ます。

測定したい教育効果測定は、重さや長さといった物理量ではありません。手で触れたり、直接見たりすることが出来ない"概念"です。概念を測定するには、どの現象を概念に含めるのか、あるいは含めないのかの線引きをすることが不可欠です。


例えば、「講師」についての評価データを収集するといっても、具体的に講師の何についてのデータを収集るのか決めることが、それに当たります。講師の教え方に関する情報は含めるが、講師のルックスやファッションに関する情報が含めないということが簡単な例です。

■実践を通じて独自セオリーの開発を期待する

本セミナーでお伝えしている内容は、一般原則です。それらを是非とも明日から活用いただき、所属組織ならではの独自のセオリーを紡ぎだして、より精度の高い調査活動へと進化させていただく事を期待します。

以上

開催日 2013年10月 5日 (土) 10:00~18:00
学習テーマ

本セミナーは、小会の定番講座です。
教育効果測定(リアクション測定)のための「自由記述式アンケート」の設計方法の基本を1日で学習します。

学習目標

自由記述式アンケート調査の正しい設計と実施ができるように、以下に示す4つの能力を身につける。
1.アンケート調査で不具合を発生させる要因を説明できる
2.アンケート定義書の記載項目に沿って必要な内容を整理できる
3.調査目的に合った測定領域を設定できる(構成概念の設定)
4.調査目的を満足させる有効な回答を得るための質問文が作成できる

講 師 NPO人材育成マネジメント研究会 副理事長 堤宇一氏
会 場

明治大学 駿河台校舎 紫紺館 S2会議室
千代田区神田小川町3-22-14
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html

定 員 15名 ※最低催行人数:4名 開催1週間前までにお申込人数が、最低催行数に満たない場合は、中止とさせていただきます。あらかじめご了承ください。
参加費 会員:10,000-(税込)    非会員:¥30,000-(税込)
参加対象者

本セミナーは、人材育成に携わり、研修の企画や改善業務を行っている方を、対象に企画されています。そして、以下のような状況で悩んでいる方が、主たる対象者です。

<状況>
研修の企画や改善業務に携わり、1年以上の業務経験があり、そして現在、研修改善のためにアンケートを用いてデータを収集を行っている。
しかしながら、アンケート調査については、今まで体系的に学んだ事がなく、アンケート業務に対する不安を感じている。

開催概要

研修を正しく評価し、改善に活かすための「自由記述式アンケート」の設計方法の基本を理解します。

<セミナー概要>
本セミナーは、研修の効果測定で頻繁に活用される自由記述式アンケートの設計と調査に関する基本的な考え方を1日で理解するための講座です。

教育効果測定の基礎的知識を講義で押さえた後、自由記述型アンケートの分析演習を行います。この分析結果を題材として、分析結果のばらつきの原因を検討します。その後、ばらつき原因の是正策についてグループ演習を繰り返し行い、考え方や測定領域の設定方法、質問文の作成方法、解釈基準の設定方法を学んでいただきます。
本講座は、自由記述式アンケートの設計図である「アンケート定義書」を作成するために必要な知識の獲得を目指しています。

<学習内容>
1.教育効果測定の基本と調査手法の概要
・教育効果とは何か
・教育効果のレベル(D,カークパトリックのレベル4フレームワーク)
・教育効果測定の実施目的
・代表的な8つの調査手法(アンケート、インタビュー、行動観察、理解度テストなど)
2.アンケート分析結果のバラツキの原因
・データを正確に収集する
・データを正しく解釈する
3.アンケート調査の実施ステップ
・「計画」-「準備と実施」-「集計と解釈」-「報告と活用」
4.アンケートの実施目的の明確化
・アンケート調査の実施目的の他社事例
・調査の構成要素を決定(測定領域、測定手法、測定の情報源、分析方法など)
5.有効なデータを収集するために
・形成的評価のためのアンケート定義書の構造紹介
・構成概念の定義化(データ収集領域の整理)
6.わかりやすい質問文の作成ポイント
7.解釈基準の整理
8.その他留意事項と質疑応答

■参考書籍
『教育効果測定の実践‐企業の実例をひも解く』 堤宇一・木村覚・早川勝夫・柳美里・和田修一(著) ¥2,940- 日科技連出版社

■写真等記録情報の使用許諾のお願い
小会では、広報活動及び会員サービスの向上に活用するため、ビデオ撮影、音声収録、写真撮影、受講アンケートを実施しています。これら映像、音声、画像、コメント(以下、記録情報)は、小会の関わるWebコンテンツ及び紙媒体の配布資料等に活用させていただく可能性があります。
小会活動へのご参加は、記録情報の活用にご承諾いただけたものとさせていただきます。

支払方法と
領収書発行

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当日会場受付時に現金支払

■領収書発行:
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