2011年6月18日 (土)開催 | 基盤教育研究分科会

シリアスゲーム <第1回>

全体所感
シリアス・ゲームの実物のさわりをいくつも見ることで、シリアス・ゲームとは何かを実感できました。
また2つ行われた演習のテーマがユニークで、グループワーク、クラス発表とも、とても盛り上がりました。

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時間の流れに沿って、記憶に残った点をピックアップして当日の実施内容をご報告します。

【開講前】うれしい10年ぶりの再会
私はHRDMのわ談会に参加するのは今回が初めて。
会場設営のボランティアを志願して早めに会場である明治大学紫紺館に到着。
その後入室して来る参加者の中に何と10年余ぶりにお会いする方がいました。前職で社内向け研修の企画運営をしていた際に講師としてお越しいただいた方です。
こういう嬉しい出会いがあるのも、HRDMの良さと実感。

【開講】懐かしさを覚えた「ゲーム自分史」演習
定刻の14:00研究会開始。参加者は16名。4グループに分かれて座っています。

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講師は、東京大学大学院 情報学環 特任助教 藤本徹氏。
シリアス・ゲームの日本での第一人者の方です。
開始早々に「ゲーム自分史」という演習が行われました。
「初めて遊んだゲームは?」を始め、「今までで一番遊んだ、人格形成/人生に影響を与えた」ゲームを振り返ります。個人ワーク、グループワーク、クラス発表と続ける中で、時代や世代による違いとともに、ゲームというものの幅広さにあらためて思い至りました。


【前半】印象に残るシリアスゲームの事例

続いて藤本さんから、シリアスゲームの定義、歴史、用途などの解説が行われた後、10個余りの事例が紹介されました。中のいくつかは部分的に実物のゲーム映像を見ることができました。
それぞれの制作の意図が明確であることが印象に残りました。
多くは無料でネット上に公開されているということですので、このレポート作成が終わったら、覗いてみようと思います。

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【後半】奥行きのある「ドラゴン退治」演習
休憩後のハイライトは、「ドラゴン退治」という演習でした。
日本がドラゴンに征服されてしまっているという仮定の状況下で、ドラゴン退治をする人材を育成するための大学院修士課程2年間のカリキュラムを設計せよ、というものです。
4グループから豊富なアイデアが発表されて研修室は盛り上がりました。
インストラクショナル・デザインの面白さと難しさを楽しみながら体験できました。


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【終講】次回に向けたリーダーシップ問題
終盤は、参加者にとっての「リーダーシップ問題」とは何かについての議論に入りました。
多かった意見は次のようなものでした。
 ・そもそもリーダーシップとは、何かが分からない。
 ・リーダーシップは育てられないのではないか。
 ・リーダーシップとマネジメントの関係がわかりにくい。
 ・リーダーシップ教育に何か違和感を感じる。
                              など

藤本さんから
「違和感がないようにリーダーシップ教育をするにはどうしたらよいかを次回考えましょう」とお話しがありました。

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最後に、リーダーシップ教育の構成要素を考えてくるようにとの宿題が出されて第1回は終了となりました。

(レポート報告:HRDM会員 左口知克)

開催日 2011年6月18日 (土) 14:00~17:00
学習テーマ

「シリアスゲームを組み込んだリーダーシップ教育をデザインする」 第1回

近年欧米を中心に、社会問題解決のためにゲームの開発や利用を行う「シリアスゲーム」に関心が高まっています。
本シリーズ分科では、日本におけるシリアスゲームの第一人者の藤本徹氏をお招きし、シリアスゲームを組み込んだ新しいリーダーシップ教育手法を考えることに挑戦いたします。

リーダーシップの理屈を学ぶには、インストラクショナルデザイン的アプローチは、効果的かもしれません。しかし、リーダーの在り方を学ぶには「体験」が効果的なアプローチであると考えます。
「シリアスゲーム」としてこの体験を、リーダーシップ教育に、どう組み込むかを参加者全員で検討していきます。

尚、本分科会では、課題図書が設定されています。ご自身で手配し、一読してからご参加下さい。

<課題書籍> 
「シリアスゲーム―教育・社会に役立つデジタルゲーム 」
 藤本徹著 東京電機大学出版局 ¥1,995-

「リーダーシップの旅  見えないものを見る」
 野田 智義、金井 壽宏 著 光文社新書 ¥819-


なお、本シリーズは、2回連続でご参加いただきますよう、お願いいたします。

【シリアスゲームの例】
・脳の機能の低下防止、創造力や記憶力の向上をめざす「脳を鍛える大人のDSトレーニング」
・WFP(国連世界食糧計画)が制作した食糧支援シミュレーション「FoodForce」
 (日本語版:http://www.foodforce.konami.jp/download.html)
・UN/ISDR(国連国際防災戦略)による、津波・山火事・洪水・ハリケーン・地震への災害対策をたてるゲーム「Stop Disasters!」
・テロ攻撃の対策や危険物処理など体験訓練が困難な大災害をコンピューターでシミュレートする、消防士訓練のための「Hazmat: Hotzone」
・アメリカ陸軍が新兵をリクルートするために開発したシューティングゲーム「America's Army」
・スターバックスと環境保護団体が作った、個人や都市、学校や経済による日々の決定事項がどう気候や環境に影響を与えるかを学べる環境保護ゲーム「Planet Green Game」

学習目標

1)シリアスゲームとは何か、自分の言葉で説明できるようになる
2)研修プログラムに組み込む「体験」のイメージを、ゲーム理論を用いて整理できるようになる

講 師 東京大学大学院 情報学環 特任助教 藤本徹氏
会 場

明治大学 駿河台校舎 紫紺館 S2会議室
千代田区神田小川町3-22-14

定 員 20名 ※最小催行人数5名様。 お申込数が開催1週間前に最小催行人数に満たない場合は、中止とさせていただきます。予めご了承ください。
参加費 会員:¥2,000-(税込)  非会員:¥8,000-(税込)
参加対象者

本セミナーは、以下に挙げる方々を主たる対象として企画されています。
・人材育成に携わり3年以上の経験を有し、自分で研修企画を行っている方。
・人材育成に携わり3年以上の経験を有し、研修プログラムを社内導入するための決定権を有する方。
・教育ベンダー会社に所属し、研修開発に携わっていらっしゃる方。 

開催概要

第1回「シリアスゲームを組み込んだリーダーシップ教育をデザインする」
シリアスゲームの考え方を取り入れて、新しいリーダーシップ教育手法を考える

本シリーズ分科会では、近年欧米を中心に関心が高まっている、社会問題解決のためにゲームの開発や利用を行う「シリアスゲーム」について取り上げ、リーダーシップ教育のために有効なシリアスゲームについて議論します。
ゲーム要素を取り入れた研修は従来からたくさんありますが、シリアスゲームとして議論されている手法や考え方を取り入れることで、さらにレベルの高いリーダーシップ教育プログラムを生み出すための方向性や、焦点を当てて考えていくべき要素について議論します。

尚、本シリーズ分科会は、2回連続でご参加いただきますよう、よろしくお願いいたします。

<事前課題>
課題図書を読んでくる
「シリアスゲーム―教育・社会に役立つデジタルゲーム 」
 藤本徹著 東京電機大学出版局 ¥1,995-

「リーダーシップの旅  見えないものを見る」
 野田 智義、金井 壽宏 著 光文社新書 ¥819-

<第1回:セッションの主要項目>
1)シリアスゲームの概要と事例紹介(講義)
2)教育プログラムのデザインについて考える(講義と小ワーク)
3)リーダーシップが発現する経験、リーダーシップ教育に盛り込みたい内容の検討
 (グループワーク~全体セッション)


■写真等記録情報の使用許諾のお願い
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・開催2日前~当日のキャンセル料は、参加料の100%
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