2011年10月 4日 (火)開催 | 基盤教育研究分科会

自由記述式研修評価アンケートの正しい設計方法と実施手順セミナー

セミナー実施報告 報告者:堤宇一(講師&HRDM 副理事長)       

こんにちは、堤宇一@人材育成マネジメント研究会です。
10月4日(火)に、「自由記述式研修評価アンケートの正しい設計方法と実施手順」
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セミナーを開催いたしました。
本セミナーの学習目標は、以下の4つです。
1.アンケート調査で不具合を発生させる要因を説明できる
2.アンケート定義書の記載項目に沿って必要な内容を整理できる
3.調査目的に合った測定領域を設定できる(構成概念の設定)
4.調査目的を満足させる有効な回答を得るための質問文が作成できる

◇「やってるつもり」の教育効果測定
私が教育効果測定の研究を開始したのが今から11年前の2000年でした。
当時「教育効果測定を研究しています」というと、奇異な目で見られたものです。
しかし、今では、「研修は、やりっ放しではいけない、その効果を測ることが重要だ」という考えが、浸透しつつあります。
「容易ではないが、教育効果は測定できる」という考えが一般的になりつつあります。
喜ばしい時代になりました。

しかし、教育効果測定の実施実態は、どうでしょうか。
意識の変化に伴い、正しい方法や精度の高いツールを用いて測定が実施されているのでしょうか。
残念ながら「やってるつもり」だけに留まっている教育効果測定が大半です。
研修後、ほとんど(ほぼ100%に近い)の組織で、レベル1測定が実施されています。
しかし、アンケートの質問文や測定項目、分析方法を確認すると、その多くは「調査としての質」を担保できていません。
教育効果測定は実施しているが、しかし調査活動としての手順や方法がでたらめに行われているというのが現状です。
測定には、信頼性と妥当性が担保されていなければなりません。
しかし、多くの場合そうなっていないのです。
このような現状を少しでも改善するために、本セミナーを開催させていただきました。

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◇参加動機は、効果測定活動の不安感の払拭
リアクション測定の実施上の課題を査したところ
①「測定ツールの信頼性が担保できない」
②「測定が正しいく実施されているか自信が持てない」
といった測定自体の信頼性に大きな問題を抱えている現状が見えてきました。

セミナー参加動機は、自分達が実施している効果測定の不安払拭。正しい方法を学び精度の高い教育効果測定を行えるようになたいという思いです。

◇演習を多用して実践力の強化
セミナーのメインセッションは、アンケート定義書(アンケート調査実施のための仕様書)作りです。
定義書作成のために、調査目的の明確化、調査領域の整理、調査項目の定義化などを講義と小ワークを組み合わせて進めます。
具体的には、測定対象を決め、その対象の定義を明文化します。次に、その定義に基づき質問文を作成する。そして、回答の判定基準として解釈基準をチームで意見を出し合うという内容です。

◇定義化が参加者にとっての最難関
今まで、ぼんやりと、何となく要因を決め、思いつくままに質問文を作ってきたというのが大半の参加者の皆さんの現実です。
そのような状態の皆さんに、
研修満足とは、一体何なのか。あるいは、研修満足に影響を与える要因の一つである「講師」というファクターを定義するという演習を実施していただきます。
普段の思考と異なる頭の使い方を要求される演習の連続で、相当に皆さんお疲れになられたご様子でした。

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中には、「指示されていることや重要性は理解できるけど、定義の文章が浮かばない」
「どうしたら、いいのか・・・頭が働かない」という声も聞かれました。

◇演習時間や教示の仕方を改善
研修終了後のアンケート結果を分析すると、「総合満足」「研修の有用性」「講師ファシリテーション」の全ての項目に「満足」のご評価をいただきました。
しかし、現場で使えるようになるには、定義化する際のポイントをしっかり理解して帰っていただくことが必要です。
次回は、今回いただいた改善アドバイスを参考に、演習時間や教示方法をブラッシュアップし、より効果の高い研修をお届けするように致します。

ご参加いただきました10名の皆さん、お疲れ様でした。
そして、熱心に、セミナーへご参画いただきまして誠にありがとうございました。

開催日 2011年10月 4日 (火) 10:00~18:00
学習テーマ

昨年、ご好評をいただきましたセミナーの開催です。
本セミナーは、研修を正しく評価し、改善に活かすための、「自由記述式研修評価アンケート」の正しい設計方法と実施手順を学ぶ講座です。

学習目標

自由記述式アンケート調査の正しい設計と実施手順を理解するために、以下に示す4つの能力を身につける。
1.アンケート調査で不具合を発生させる要因を説明できる
2.アンケート定義書の記載項目に沿って必要な内容を整理できる
3.調査目的に合った測定領域を設定できる(構成概念の設定)
4.調査目的を満足させる有効な回答を得るための質問文が作成できる

講 師 NPO人材育成マネジメント研究会 副理事長 堤宇一氏
会 場

明治大学 駿河台校舎 紫紺館 S2会議室
千代田区神田小川町3-22-14

定 員 16名 ※最低催行人数5名  開催 1週間前までにお申込人数が最低催行数に満たない場合は、中止とさせていただきます。予めご了承ください。
参加費 会員:10,000-(税込)    非会員:¥30,000-(税込)
参加対象者

本セミナーは、以下に示す業務範囲や能力を有する方を主たる対象として企画されています。
人材育成に携わり研修企画や改善業務を行っている人。研修評価アンケートを実施し、結果を研修改善の参考情報として用いている。
しかしながら、アンケート調査の方法については、今まで体系的に学んだ事がなく、アンケート業務に対して不安感を持っている方々。

開催概要

研修を正しく評価し、改善に活かすための、「自由記述式研修評価アンケート」の正しい設計方法と実施手順を理解します。


<セミナー概要>
本セミナーは、研修の効果測定で頻繁に活用される自由記述式アンケートの正しい調査分析の基本的な考え方を1日で理解するための講座です。教育効果測定とは何かといった基本講義を踏まえた後、自由記述型アンケートの分析演習を行います。この分析結果を題材として、分析結果がバラツク原因を検討します。その後バラツキ原因の是正策についてグループワーク演習を繰り返し行い、考え方や測定領域の設定方法、質問文の作成方法、解釈基準の設定方法を学んでいただきます。本講座は、研修の形成的評価を行うための自由記述式アンケートを正しく設計するための「アンケート定義書」を作成するための基礎知識の獲得を目指しています。


<学習内容>
1.教育効果測定の基本と調査手法の概要
・教育効果とは何か
・教育効果のレベル(D,カークパトリックのレベル4フレームワーク)
・教育効果測定の実施目的
・代表的な8つの調査手法(アンケート、インタビュー、行動観察、理解度テストなど)
2.アンケート分析結果のバラツキの原因
・データを正確に収集する
・データを正しく解釈する
3.アンケート調査の実施ステップ
・「計画」-「準備と実施」-「集計と解釈」-「報告と活用」
4.アンケートの実施目的の明確化
・アンケート調査の実施目的の他社事例
・調査の構成要素を決定(測定領域、測定手法、測定の情報源、分析方法など)
5.有効なデータを収集するために
・形成的評価のためのアンケート定義書の構造紹介
・構成概念の定義化(データ収集領域の整理)
6.わかりやすい質問文の作成ポイント
7.解釈基準の整理
8.その他留意事項と質疑応答


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